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2005年11月26日

●NEETを諸々考える

NEETと呼ばれる人たちが、現在日本には約85万人いる。(2005/3)
Not in Employment, Education or Training
15~35歳の間で「学校へも行ってない 」「働いてもいない」「職業訓練も受けていない」人たちのことをそう呼ぶ。
これらは特別日本だけの現象ではなく、欧米先進諸国では以前からあり続けてきたことであるらしい。

就職や転職というのは、働く構えが出来ていて初めて実現可能なものである。
構えのない人に無理矢理押しつけても本人にも社会にも何の意味をもたらさない。

私自身は、学校教育の果たす最大の役割は、社会に出るための準備であると思っている。
そして社会というのは、自己向上の為に人間同士が競い合う場であり、且つ助け合いながら生活を営む場というように考えている。

現実的に言えば、NEETと呼ばれる人は自分の周りに生活を支えてくれる援助者(親)がいるはずである。
従って、競い合う必要も無ければ、助け合う必要もない。
そのような環境にある本人にとっては幸せなことでもあるが、いつまでも自立できずに社会の中に融けこめないというのは大変不孝なことである。

このような結果を生んだ背景には親の責任は勿論であるが、「学校教育は社会に出るための準備」とする私の認識が間違っていないなら、もっと教育の根本的なところから見直さないと、これからの世の中ますます大変なこととなってしまう。
国語や数学を教えるのは手段であって目的ではない。目的は自立した人材を育てることである。
資源の無いこの国では、人を残さなければ、未来はない。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2005年11月22日

●職務経歴書は重要

中途採用者に対する選考基準が厳しくなっている昨今、「職務経歴書」は非常に重要なポイントを占めています。応募者全員に面接をする事は企業としては時間的・物理的に実質不可能であり、応募書類の段階で面接対象者を取捨選択せざるを得ません。その際に職務経歴書の書き方が悪く自分のやってきたことが率直に相手に伝わらず、自らチャンスを棒に振る人も少なくありません。企業の経営者や採用担当者は、あなたの仕事に対する「姿勢」と自分達に役立つ「キャリア」をどのくらい持っているのかということを、シビアに判断しています。
重要なポイントは相手からの視点を意識し、量より質、そしてわかりすく表現することです。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2005年11月20日

●面接の目的

面接は通常「採用側が応募者を見定める」目的だけに行われると理解されがちですが、そもそも応募側と採用側は対等な立場なものなのです。
言わば、応募者が応募先企業を見定める場でもあるのです。
昨今の厳しい雇用環境や、また応募先企業の知名度やその規模に惑わされ、つい応募側の本来の目的を忘れがちです。

1)この仕事/職場は、はたして自分の興味・価値観に適しているか?
2)自分の能力からみて、この仕事/職場を選択することに誤りがないか?

これは、応募先企業の欠点ばかりに目を向けたり、傲慢になれということではありません。面接は、受け身ではなく能動的な立場で、冷静に吟味する心の余裕が必要なのです。

目的は、最も自分に適した会社を探すことであります。
従って、面接に成功し内定をもらうことと、その内定に応じるかどうかは別問題です。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2005年11月15日

●良い会社?

良い会社というのは、確かに人によって異なるものでしょう。
「大規模企業」「有名企業」「上場企業」「成長企業」「転勤の少ない企業」「高待遇の企業」「得意分野を持つ企業」「財務内容の良い企業」「大手資本系列の企業」云々、他にもいろいろあるでしょうが・・・
私達人材紹介コンサルタントが、多くの転職希望者の方から伺う退職理由から逆説的に考えると、究極は、「経営者の資質」、すなわちそこに働く仲間と「価値観の共有」ができるかどうかのような気がします。(人によると企業文化という言い方になる場合もあります。)
確かに、同じ夢や目標に向かって、経営者を筆頭に、皆が助け合い、努力をし合う会社というのは活き活きとしています。
良い会社というものを、=退職を考えにくい会社、=働きがいのある会社とするならば、経営者を頂点に価値観の共有できる社員が集まっている企業のことを指すのでしょう。

でも、このことは本当に解りにくいことですよね。
新卒で入社すれば右も左も解らないので、所属する会社の持つ価値観を何の疑いもなく受け入れてしまうことは可能ですが、中途となると既に自分自身の中にも何らかの価値観が存在しており、自分の価値観と企業の価値観が合うかどうかは、実際にはなかなか事前には推し量れないところがあります。

私達人材紹介コンサルタントと言われる者達にとっても、大きな課題であります。
ただ、企業を紹介すれば良いということでなく、その方にとって本当に良い会社を紹介したいと思っています。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2005年11月05日

●面接では、3つの「きく」

「きく」という言葉には「聞く」「聴く」「訊く」があります。英語に置き換えるなら「listen」 「hear」 「ask」でしょう。面接ではこの3つの「きく」が大切です。

「聞く(listen)」は、企業の面接担当者が貴方に向けて発する内容を聞くということです。会社の方針、職務に対する期待等、先方が説明してくれる内容や貴方に対しの質問内容です。
「聴く(hear)」は、会社の玄関をくぐった時から、自然と聴こえてくる音です。挨拶風景や社員同士の会話、また廊下や応接室に掲げてある社訓や広報文なども目で聴き取ります。
「訊く(ask)」は、貴方が面接担当者に向かって訊くということです。
時に、「入社前との条件違い」を理由にまた早々に再度転職される方がいます。
しかし、「条件違い」の何割かは求職者の方の落ち度、責任でもあると思います。会社規模や募集広告から「恐らくこの程度の仕事は任せてくれるのだろう」「研修制度は充分に整っているであろう」「残業は月に○○程度であろう」と、結構ご自身の推測や思い込みで判断していることが多いのです。特に募集広告は、あくまで『広告』です。限られたスペースの中で最大限の効果を狙ってプロのライターが考えたキャッチ・コピーです。決して面接で「訊く(ask)=確認する」ということは悪いことではありません。

これからの人生を委ねる大事な企業選択です。ご自身の目と耳でしっかり生の情報を収集しましょう。


~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2005年11月03日

●退職理由は、キャリアアップ?

過去の退職理由を聞かれた際に、「キャリアアップ」と応える方は多いと思います。
しかしながら、「キャリアアップ」という言葉は誠に解りにくいものです。キャリアアップを目指すのは何かの目的があるわけで・・・例えば「現状(過去)の会社ではこういう問題があり、自分の目指すこうこうこういうキャリアは構築できない(なかった)。従って職場を変えてキャリアアップを目指す(目指した)」とか、具体的な状況と転職目的を正しく伝えるべきであります。

もっとも本音の転職理由は別なところにあり、手っ取り早く無難に「キャリアアップ」とされている方も多いでしょう。しかし、キチンとした企業は決して上っ面なことでは誤魔化されません。本来、会社を辞めるには心の底からの叫びがあるはずです。相手に「なるほどそういうことなのか」と納得してもらわないとなりません。面接はテックニックの部分で何とかなる側面もありますが、人材側も、企業側も、大事な伴侶を探すのと同じ位大切なことです。面接時からお互いに納得理解をさせておく必要があります。
『採用や入社はゴールではありません。あくまでスタート地点です。その後が大切なのです。』


~人材紹介コンサルタント 中野康孝~