●NEETを諸々考える
NEETと呼ばれる人たちが、現在日本には約85万人いる。(2005/3)
Not in Employment, Education or Training
15~35歳の間で「学校へも行ってない 」「働いてもいない」「職業訓練も受けていない」人たちのことをそう呼ぶ。
これらは特別日本だけの現象ではなく、欧米先進諸国では以前からあり続けてきたことであるらしい。
就職や転職というのは、働く構えが出来ていて初めて実現可能なものである。
構えのない人に無理矢理押しつけても本人にも社会にも何の意味をもたらさない。
私自身は、学校教育の果たす最大の役割は、社会に出るための準備であると思っている。
そして社会というのは、自己向上の為に人間同士が競い合う場であり、且つ助け合いながら生活を営む場というように考えている。
現実的に言えば、NEETと呼ばれる人は自分の周りに生活を支えてくれる援助者(親)がいるはずである。
従って、競い合う必要も無ければ、助け合う必要もない。
そのような環境にある本人にとっては幸せなことでもあるが、いつまでも自立できずに社会の中に融けこめないというのは大変不孝なことである。
このような結果を生んだ背景には親の責任は勿論であるが、「学校教育は社会に出るための準備」とする私の認識が間違っていないなら、もっと教育の根本的なところから見直さないと、これからの世の中ますます大変なこととなってしまう。
国語や数学を教えるのは手段であって目的ではない。目的は自立した人材を育てることである。
資源の無いこの国では、人を残さなければ、未来はない。
~人材紹介コンサルタント 中野康孝~



