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2006年03月29日

●”転職先の選定は慎重に”

現在の会社に対する不満が深まり、頭の中で転職が現実なものとなり始めると、同時にネットや新聞で求人情報をチェックし出します。
こんな会社には転職したくなと思うものもあれば、こんな会社は面白そうだなと思うこともあるでしょう。

よくある転職の失敗パターンからの”警鐘”です。

<株式公開予定に惑わされるな>
規制が緩やかになり株式公開を目指す企業は少なくありません。当然その中には着実に業績を伸ばし、企業戦略のもと株式公開を予定する会社もあります。しかしながら本来継続的な事業として危惧されるような内容の企業が株式公開を目指している場合もあります。
株式公開自体が目的であり、事業に魂が入ってないように感じられます。
世間や投資家にとって評判の良い会社と従業員にとって良い会社は決してイコールではありません。

<特許保有に惑わされるな>
ベンチャー企業などで特許を取得しているとか現在申請中であることを強調し、将来はバラ色であるかのようなことを言う会社があります。特許に関わったことのある人ならよくお解りだと思いますが、特許を取得しているのと製品が売れるのとは全く別のことであります。世の中の陽の目を見ず、お蔵入りしている特許は五万とあります。夢と現実をしっかりと見極めましょう。

<未経験者歓迎に惑わされるな>
変化の激しい世の中で過去の経験・知識などに捕らわれていては駄目という認識のもと、わざと同業界からの採用を敬遠している経営者はいます。
近年新しく生まれた業種には元々業界経験者など少ない為、未経験者の中から探すのが普通であります。
しかしながら20~30年も前からある業界がましてや「年齢:~40歳位迄 未経験者可」などと書いているのは何故でしょう。その根拠を確認する必要があります。当該企業の既存社員も「年上の未経験者の部下」がやってきても、やり難く、「年上の未経験者の上司」がやってくるならバカらしく、モチベーションが極端に下がるでしょう。そんな社員の気持ちを経営者がどう考えているかがポイントです。

<知人からのスカウトに惑わされるな>
会社経営をしている知人や取引先の担当者から直接「ウチに来てくれないか」という話は一度くらいあるでしょう。
それをスカウトと思いこむのはあなたの勝手ですが・・・募集をいくらかけても応募者がないとか、その募集の手間も面倒で、多少なりとも気心の解った人物を口説く方が手っ取り早いという事もあります。知り合いの経営者も取引先業者も少しはあなたの足元を見ているのでしょう。業界内であなたの名声や評判が知れわたり、第3者を介して声がかかるようであれば本物です。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2006年03月10日

●デジタル転職、アナログ転職

インターネットが世の中に普及して既に10年が経過しました。
80年代は考え及ばなかったほど、私たちの生活は大きく様変りをしました。
インターネットであれば即座にいろいろな情報検索ができ、その場に出向かなくても、異なるものを比較検討ができ、予約や購買が出来るのです。
ご他聞に漏れず、私たちの人材業界もインターネットを利用した求人情報の収集や申し込みも一般的な話であります。
当社もその業界の流れに乗り遅れまいと、 自社独自のホームページやエンジャパンや人材バンクネット等の人材バンク集合サイトとも契約させていただいております。 また社内の情報ネットワークシステムも相当のコストをかけて構築しており、IT(インフォメーション・テクノロジー) 無くして現状の業務は廻りません。

しかし、一方ではITに対する疑念も時間を追う毎に積もっているのです。

就職(転職)というのは、人生の大半の時間を費やし、単に生活のためだけではなく、生きがいをもそこに見出そうとすることになります。
当然インターネットが無ければ出会うことの無かった、企業や情報を見つけることができるようになったことは肯定的に思うわけでありますが。
基本的に人と人の関係はアナログ的だと思います。
培ったキャリアの結果ではなく、そのプロセスに本当の価値があり、そのことに共鳴してもらうことに本当の喜びがあるはずです。

モノを売り買いするのと同じようにいかないのです。
デジタル転職一辺倒になってしまえば、「職に就く」というものが無機質なものになり、 気に入らなければリセットボタンを押せばいいと言うような無責任な世界が横行してしまいます。

「ワーキングパーソン調査2000(リクルート社)」によると、首都圏においてインターネットを利用して転職をした人は全体の1%、 人材紹介会社を利用して転職をした人も同じく1%とのことです。
思った程インターネット経由の転職は実を結んでいないのです。
因みに一番多いのは、家族・知人の29.7%です。

我々人材会社は企業と求職者の間を取り持つプロとしての役割を再度考え直す必要にあります。
デジタルを活用しながらも、アナログ的な判断を最重要視するということです。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2006年03月02日

●価値観と転職

ミスマッチはキャリアの相違ではなく、価値観・行動特性の相違である。
企業選定をする際に、その企業が単に何をやっているか?ではなく、どのようにやっているか?が大きな問題である。
転職失敗の多くは、日々の課題や目標に対する方法論での価値観・行動特性の相違である。
しかし、100%価値観・行動特性が合う企業など存在しなく、自分が変わるか、譲歩することが現実には必要です。
それでも、絶対に受け入れられない要素があるはずです。
転職判断は「50%満足」がスタートであり、その先どれだけ要求が満たせるか、そしてどこを折り合い点とするかである。 これらは全て自分の中の問題である。
100%に近いものを望めば望む程その存在は乏しく、50%で良しとするなら容易なものである。
それ以下とするならもっとも転職など考えずに現職の環境に留まれば良いでしょう。
理念信念が明確な方、仕事が出来る方、前職で評価や給与が高かった人ほど、反ってなかなか転職先が見つからないのは、この要素 (100%を目指す)が大きいと思います。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~