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2007年06月27日

●5whyで納得のいく転職活動を

思考の方式で有名なものとして、「5why」というものがあります。

私は転職の経験がありますが、自分自身の転職活動において5whyが非常に役に立ちましたので、ご紹介致します。

これは、
「物事を考える時に、目の前にある事実や感情の理由(・原因)の掘り下げを5回繰り返す」という考え方です。
1つの事実や感情に対し、「なぜそうなのか?」を5回繰り返す事により、目的や問題点が明確になる効果があります。
事実や感情の本当の理由が明確になる事によって新しい発見ができたり、今すべき事なども見えてきます。

例えば、
≪「新しい事に積極的に挑戦をしていきたいが、今の会社ではそれができない」という理由で転職をする場合・・・≫
1.「なぜ挑戦できないのか?」 
→ 「上司が機会をくれないから」
2.「なぜ上司は機会をくれないのか?」      
→ 「上司が新しい挑戦・取組には否定的だから」
3.「なぜ否定的なのか?」    
→ 「会社が保守的で新しい事への挑戦に消極的だから」
4.「なぜ新しい事への挑戦に消極的なのか?」 
→ 「頑張ったり新しい事をしなくても、失敗をせずに今の仕事をしっかりやれば良いという会社風土だから」
5.「なぜそのような風土なのか?」 
→ 「得意先のお客様からの利益のみで業績を維持できるから」

というように掘り下げると、「新しい事に積極的に挑戦したいから転職をする」というよりも、
・上司に相談をしたが挑戦の機会をくれなかった
・挑戦の機会をくれないのは上司だけではなく、会社の風土や方針も原因である
・会社風土について考えた結果、上記のような理由があった
・今の会社で新しい事積極的に挑戦をしていく事は、会社風土と自分の仕事のスタイルが合わないのでどうしても難しい
というような事も分かりました。ここまで掘り下げれば、自分自身も転職の動機に納得できるし、更に面接の時にこれを尋ねられたとしても説得力が上がるのではないでしょうか。
だから、転職先では新しい事や事業展開にも積極的な会社を選ぶと、この欲求が満たされるかもしれません。


更に別の例として、
≪「転職をするなら大手が良い」という希望がある場合・・・≫
1.「なぜ大手が良いのか?」 
→ 「有名だから」
2.「なぜ有名だと良いのか?」 
→ 「会社も商品も世間に認知されているので安心するから」
3.「認知度が高いとなぜ安心するのか?」 
→ 「会社も商品も身近に感じる人が多いから」
4.「会社や商品を身近に感じる人が多いとなぜ良いのか? 
→ 「自分の会社の商品を使っている人が多いと、自分がより多くのお客さんの役に立っている気になるから」
5.「より多くのお客さんの役に立っているとなぜ良いのか?」 
→ 「自分の存在価値が高いように思うから」

というように掘り下げると、最終的には大手に加えて
・より多くの人が認知していて身近に感じられる商品を扱いたい
・社会貢献度の高い商品を扱いたい
・お客さんの役に立つ事によって自分の存在価値を感じられる
というような気持ちに気付く事ができ、これによって自分が転職活動で目指すべき次のステージが明確になっていきます。
だから、大手のみではなく、上のようなキーワードを満たす企業や仕事でも、希望が満たされるのではないでしょうか。


弊社のブログで我々が何度も訴えているように、転職は自己実現や人生を変える為の手段にしか過ぎません。
ですが、新しい会社や仕事で皆さんの毎日が少なからず変わる事は間違いないと思います。
だからこそ、今の会社を去る理由や、次の会社に望む事などはできるだけ深く掘り下げて考え、
自分自身が本当に納得する理由をもって転職活動に望んで頂きたいと思います。

今回ご紹介した方法を皆さんが活用し、自分自身が更に納得できる転職活動を進めて頂く事を祈ります。


P.S.梅雨時は心身共に疲れがちになります。
   しっかりコンディションを整えてこの時期を乗り切り、元気に夏をお迎え下さい。


~人材紹介コンサルタント 豆塚悠貴~

2007年06月20日

●社風について

みなさんは、転職を考え次の仕事を選ぼうとする時に、まず何をお考えになるでしょうか?
職種から次の転職先を選ぼうとする方も多いと思います。職種を考えた時、自分は何をやりたいのか、何ができるのか、年齢を重ねれば重ねるほど、「これまでやってきた仕事の知識やノウハウを生かせる」という基準で仕事を選ぼうとされるのは当然でしょう。未経験の職種にチャレンジすることに躊躇する方も少なくないと思います。

以前、私が同僚から聞いた話ですが、人がある仕事に対する素質を持っている、という前提にすると、実際に仕事をやっていけるかどうかを作用するのはモチベーションの部分が大きいとのことでした。そしてその次にくるのが知識・スキルになるそうです。

shahu.gif

私自身は、まず始めにくるのは「知識・スキル」だろうと思っていました。それでも、社会人経験を積むにつれ、仕事を進めていく上で自分のやる気・モチベーションの影響が大きいことを実感するようになりました。
上記の三角形を前提にして考えた時、まず仕事をする上でのモチベーションとはどういったことでしょうか?色々あると思います。以前ブログ内で就職活動を控えた学生に「なぜ働くのか」というアンケートの回答には「やりがいや生きがいのため」「食べるため」「.お金持ちになるため」等があったという記載がありましたが、何を根源に仕事を頑張るか、その理由は千差万別でしょう。業績で目標を達成することや高い評価を受けることが根源である場合もあれば、いずれは独立することを目標に頑張る方もいらっしゃるでしょうし、家族と過ごす時間を最も大切に考える方もいらっしゃると思います。
同じ職種であっても、モチベーションを維持し自分らしい働き方をしようとした時に、その会社の風土や戦略が大きく影響する可能性があるといえないでしょうか。チャレンジが認められる会社なのか、自分自身のワークスタイルに合う会社なのか、会社そのものを見極めることも重要になってくると思います。
仕事=職種なのは当然のことですが、自分の理想とする働き方を考えた時に、それを実現できるのかどうかが、その企業風土と大きく関わってくると思うのです。
転職活動の際に、その会社の社風がどんな様子なのか、知ることは簡単なようで難しいと思います。そこで働いている人を知っていたりすればいいのでしょうが、そういった会社ばかりとは限りませんよね。インターネットの書き込みはどこまで信用していいのかわかりません。そんな時、人材紹介会社を活用することはメリットがあると思います。どんな風土や戦略をもった会社なのかをコンサルタントから聞くことができるからです。
ぜひ、人材紹介会社を積極的に利用し、その企業の社風も考慮してみてください。そしてよりよい転職を実現させましょう!


2007年06月13日

●人材会社を上手に利用しよう

以前は雑誌や新聞広告など、紙媒体による募集が主だった転職活動も、最近はインターネットの転職支援サイト、人材会社を利用しての活動が圧倒的に多くなってきています。

確かに情報量は豊富になりましたが、逆に多すぎてよくわからない、情報に惑わされてポイントがぼやけてきてしまう人も多くいるのではないでしょうか。
特に、初めての転職に臨む方、久しぶりに転職を決意した方・・・そのような方たちには、ぜひ人材会社のサポートを上手に利用することをお勧めします。

まず、多くの人材会社は、「人材派遣」と「人材紹介」という大きな2本柱から成り立っています。違いのわからない方もいると思うので、簡単に説明しますと・・・
大きく違っているのは、①雇用形態、②給与、③採用方法の3点。

【派遣】
1 雇用契約は登録した派遣会社と交わし、数日~数ヶ月間単位での有期契約。
2 給与は派遣元会社から支給。多くの場合、時間給で給与が計算されるので勤務日数・時間により月額が変動する。
3 派遣会社と派遣先企業とは、業務内容と派遣人数を決めて会社間の派遣契約を結び、具体的な派遣スタッフの人選は、原則としてスキル重視で派遣元が行う。
※双方のミスマッチを防ぐ為、事前に職場見学・業務確認として、派遣スタッフが派遣先企業との顔合せ  をしているケースが多々あります。
【紹介】
1 原則、雇用期間無期限の正社員採用が前提。
2 給与は月給、あるいは年俸制で安定している。
3 人材紹介会社は、アドバイスと情報提供が中心。応募先企業への橋渡し、推薦はするが、あくまで応募する求職者が主体で動かなければ、採用に至らない。

就業条件に制限のある方、一般事務職、未経験職種を希望される方は「派遣」スタイルのほうが合っているかもしれませんね。
一方、「正社員」を希望して転職する場合、“人材会社に登録すれば、すぐに仕事が決まる”と錯覚してしまうのは、とても危険です! 採用する企業側は、目先のことだけではなく、採用した人材が「企業でどのように活躍し、どうのような貢献をしてくれるのか」将来の成長像を期待して選考しています。お互いが「こんなはずではなかった・・・」という失敗のないよう、常に真剣勝負であり、その勝負に臨むのはあくまで求職者本人なのです。他人任せでは、絶対にクリアできません。
そのためには、以前ブログ内で数回続いたテーマ『自己分析』は、とても大事なことです。
自分がどんなことをやりたいのか、将来どうなりたいのか、例え具体的なものが見えてこなくても、その思考に一貫性がなければ、特に初めて会う企業担当者には、あなた自身のことを理解してもらうのは難しいでしょう。
そして、『自己分析』がきちんとできたら、次は人材会社のコンサルタントと仲良くなること。コンサルタントは、求職者が知らない情報や転職のノウハウを知り尽くしています。味方につけて損はありません。もしも、ターゲットの企業が決まっているのなら、複数の人材会社からその企業情報を聞き出すこともお勧めします。

情報化が進んだ今日ですが、就職活動について言えば「最後は人と人が出会う」アナログなプロセスが最重要視されるものです。インターネットに流れる情報だけに惑わされず、ぜひナマの声をたくさん集めてみてください。
信頼できる人材会社を見つけ、いろいろな視点か見たナマの意見や情報を得ること、活動中の精神的な不安を解消してくれる相談相手を見つけること・・・それが成功する転職への早道となることでしょう。

~人材コンサルタント 内山智恵~

2007年06月07日

●その先にあるもの

ここ数ヶ月程、キャリア開発の勉強会に出席しています。
毎回2時間程度のセッションを行うのですが、前回は「学生に『働く意味』をどう伝えるか?」がテーマでした。
就職活動を控えた学生に対するアンケート結果が用意されていたのですが、そのアンケートは次のような内容です。

    *******************************************************
     あなたは『働く意味』をどう考えますか? 次のa~qの中から1つだけ選んでください。
     [自分の為]
      a.お金持ちになるため b.食べるため c.やりがいや生きがいのため
      d.他人から評価を得るため e.健康のため f.その他
     [家族の為]
      g.妻や夫や子供のため h.父や母のため i.兄弟姉妹のため j.その他
     [社会の為]
      k.世の中の他人のため l.後に続く若い世代のため m.税金を納めるため
      n.地球(環境)のため o.その他
     [その他]
      p.何となく(意味はわからないが)働く q.その他
    *******************************************************

結果は1位が「c.やりがいや生きがいのため」(29.2%)、2位が「b.食べるため」(27.9%)、以降は「f.その他(充実した日々を送るため等)」(15.8%)、「a.お金持ちになるため」(13.0%)と続いていました。
個人的には、「やりがいや生きがいのため」が1位なのは順当だけれど、2位に「食べるため」が来たのは意外だ、という感想を持ちました。今の学生さんも案外しっかりしているのだな、と妙に感心してしまったのですが…。


さて、ここで「働く」を「転職する」に置き換えて『転職する意味』を少し考えてみたいと思います。

転職をして手に入れたいことは、十人十色、百人百色です。
「キャリアアップ・キャリアチェンジをする」、「能力・スキルを今以上に発揮する」、「収入をアップする・安定させる」、「現在の勤務先より優良な・有力な企業に勤める」、「より良い環境で仕事をする」、「プライベートを確保する」等々…。
そして手に入れたいことは、一つだけではなく、複数の要素が有機的につながって構成されているはずで、それらを手に入れることが転職の目的です。

ところが、転職活動が佳境に入ってくると、自分が考えている希望に迷いやブレが出てきたり、条件が頑なになってしまったりすることがあります。また、「今現在の自分」と「転職」との間にバランスの良い距離が保てなくなり、転職することが「手段」ではなく「目的」になってしまうことさえあります。

そんな時は一度、手に入れたいことの先に何があるのか、ということに思いを馳せるのも一つの方法だと思います。

転職して、自分は何を満たそうとしているのか?
転職して、自分は何を得ようとしているのか?

一階層上がってみたところをから見下ろしてみると、考えていたより裾野は広かったり、様相が違っていたりするものです。


          「なぜ転職をする(働く)のか?」    「何を得たいのか?何を満たしたいのか?」
                  ≪それで≫ ↓           ↓ ≪それでは≫        
                      「転職で(働いて)何を手に入れるのか?」
                ≪そうしたら≫ ↓           ↓ ≪そのために≫        
          「何が得られるのか?何を満たすのか?」    「だから転職する(働く)のか?」


転職を考え始めた時が、まさに転機の時です。
普段は日常に紛れてしまって、意識することのない『働く意味』、『転職する意味』。

「転職」は、過去から現在までの自分を振り返り、これからの「ありたい自分」を広い視野から考えてみる絶好の機会でもあります。
一度原点に立ち返って、シンプルに、両方向から改めて考えてみると、新たな選択肢や可能性が広がるかもしれません。

~人材紹介コンサルタント 中村哲子~