●優秀な社員を囲い込むための企業の動き
●家庭との両立を支援
労働力が不足している昨今、女性を戦力として見直す企業が出てきており、新聞や雑誌等で大手企業中心に様々な働き方を推奨する記事をよく目にするようになりました。
女性が結婚・出産を機に退職することを防ぐ為、在宅勤務や短時間勤務など家庭と仕事を両立できるような制度を導入する企業が増えてきており、実際に、これらの制度を利用して、結婚・出産後も雇用形態を変えずに働き続けられることが浸透してきているようです。
在宅勤務制度を導入し、より効率的な勤務体系を推奨している会社は、家を離れられない女性も戦力として本気で取り組んでいる企業であるといえると思いますし、また、このような企業には優秀な人材が集まっていくでしょう。
しかし、上記のような制度は、まだ大手企業が中心で、しかも女性のみを対象とした制度が多いのが現状です。多くの企業でこれらの制度を導入し、男性もこれらの制度を利用できる環境が増えれば、少子化の歯止めに少しはなるのかなと思います。
●オリジナルの制度
先日、あるテレビ番組で社員の流出を防ぐ為に企業オリジナルの制度を打ち出した企業が取り上げられていました。その某IT企業は、業界では異例の終身雇用制度を打ち出し、5年以上勤務した社員に対し毎月5万円の住宅補助やリフレッシュ休暇制度を取り入れたところ、30%を超える離職率を10数%まで抑えることに成功したとのことでした。
やはり、時間やコストを掛けて育てた社員が、これからという時に辞められてしまっては、会社にとって大きな損失です。そうなると、将来的に生き残っていけないという危機感から経営層を中心に考えた結果、このような制度を取り入れたとのことでした。
私たちコンサルタントは、多くの企業の人事制度を見てきていますが、上記ような制度を導入している企業がある一方、「辞めてもまた採用すれば良い」と考えられている企業もまだ多いように感じます。転職先が、このような会社ではないかどうかを見抜く目を養うことが必要であると思います。
私たちは、皆様の転職をお手伝いするのが仕事で、就業先決定時に転職先を強制することは出来ませんが、転職後に活躍出来る会社かどうか、就業後、その人にとって働き易いかどうかを客観的な立場からアドバイスができますので、就業先に迷われた際にはぜひ相談してほしいと思います。
ただ、これだけははっきりしています。
『迷い』を感じた企業への転職は、見送るのが正解です。
~人材紹介コンサルタント 湯本 淳~



