先週末、友人に連れられ中古車センターを朝から晩まで休み無く廻った時の話です・・・
事の発端は2週間ほど前に遡りますが、その友人から「今乗っている車の車検が今月で切れるんだけど、買い換えようかどうか迷っている」といった電話がかかってきました。その車は、既に15万キロの走行距離であり、知り合いの整備工場に聞くと、修理箇所が多く、タイヤの交換、そして外車であるため30万を越えることが予想されるとのことでした。
数日後、散々迷った挙句、買い換える決断をしたので、車選びに一緒についてきてほしいという誘いの電話がありました。(ちなみに私は車に関して詳しいわけではありません)
私も今まで、一日にこれだけの量の車を意識して見たことがなく、最初は楽しくて「あの車の形はどうだ」「あの色はどうだ」「外車よりも日本車がどうだ」と自分が買うかのようにはしゃいでいました。しかし、2時間もすれば疲れてしまい、沢山ある車を流し見るだけのようになっていました。付き添うだけでもこんな調子ですから、当の本人は気力体力ともに相当疲れたと思います。
結局、友人も乗り換える車を決めきれず、その日はご飯を食べて帰ることにしました。晩御飯の間、当然話題は車になり、決め切れなかったわけを尋ねると「事前にある程度、車種や色、予算を決めてたんだけど、最終的に気に入ったものが多くなって、決め切れなかった」といった答えが返ってきました。
ここからが本題なのですが、実はこのとき迷っていた車を一つ一つ聞いていくと、これが見事にバラバラ。。。
1.国産、メーカーA、セダン、黒、8万km、100万円
2.外国産、メーカーB、ワゴン、青、7万km、130万円
3.国産、メーカーC、ワゴン、赤、4万km、160万円
4.外国産、メーカーD、クーペ、白、7万km、120万円
5.国産、メーカーB、ミニバン、白、5万km、120万円
確かにこれでは、何を買いたいのか私もわかりませんでした。友人は特別優柔不断な性格でもなく、車の外見に対する強い執着もありません。事前の電話では比較的明確に絞り込んでいたように思います。
【では、なぜこのようなことになってしまったのでしょう?】
多分、自分の想像していた数を超える量の車、実際に見て触った感覚、販売員からのアドバイス等等、いろんな要因で事前に挙げていたプライオリティを忘れてしまい、目の前にある事象に惑わされてしまった結果だと考えます。
求職者の皆様も数社から内定をいただき、どの会社に転職しようか迷われることがあるでしょう。そのような時は、転職を考えるようになった原点に戻り、活動当初のプライオリティを思い出し、後悔のない転職をしてください。
ちなみに、この友人は原点に立ち戻って考えた挙句、車検を受けることにしたようです。それも一考ではないでしょうか。
~人材紹介コンサルタント 石原郁夫~