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2008年02月15日

●点と点をつなぐ話~スティーブ・ジョブズの卒業式スピーチから~

転職活動をなれている皆さんは、今まで自分が企業でどのようなことをやってきたのかを職務経歴書にまとめる作業で、まず苦労されると思います。(中には苦労されない方もいらっしゃるかもしれません。うらやましい限りです。)

この「職務経歴書作る」という作業がどれだけ大事なことかは、今までここでたくさん伝えてきたと思います。ここでは、職務経歴書を作成する際に振り返る、企業での自分の足跡だけではなく、「人生」という尺度での話をしたいと思います。

もうすぐ世の中は卒業シーズンですが、Mac, iPod, iPhoneを世に出した、アップルの創業者でもあり現CEOのスティーブ・ジョブズが2005年に行ったある卒業式でのスピーチから、ひとつのエピソードをご紹介したいと思います。

彼はこのスピーチの中で人生から得た3つのストーリーを紹介しています。そのひとつに、「点と点をつなぐ」というものがあります。
人生には、その時点でまるで役に立ちそうに思えないことが学生時代にも、仕事でも、プライベートでも、多々あります。ですが、後で振り返ってみると、その数々の「点」がかけがえのない経験となり、今の自分に至っている、という話です。スティーブは大学を中退した後に聴講生として学んだ「フォント」がアップルでのMacの開発に役立ったと言っています。世界中で最もすばらしいCEOのうちの一人であるスティーブもそうだったといいますが、先々のことまで考えて、今の「点」を作っていくことはなかなかできません。だからこそ、バラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない、私たちにできることは過去を振り返ってその点と点を繋げることだけだと、スティーブは言っています。

もちろん、希望した通りに「点」をつくり、今に至っている人もいるかもしれません。それは素晴らしいことだと思います。イメージ通りのキャリアを形成されていることでしょう。
しかし、中には過去、自分の希望している職種ではない職種に配置転換されたことのある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その経験がどう今に生かされているのか、がここでいう「点と点をつなぐ」作業だと思います。

今、皆さんの立っていらっしゃる「転職」という岐路から過去を振り返って、数多ある「点」を振り返ってみてください。転職活動の中で、もしかしたら新たな線を引くことができる「点」になるかもしれません。

~人材紹介コンサルタント 石井 芳美~

2008年02月12日

●サブリミナル効果と職務経歴書

サブリミナル効果というのはテレビのコマーシャル等でお聞きになったことあると思います。潜在意識、意識と潜在意識の境界領域に刺激を与える事で表れるとされる効果の事でありますが、科学的な根拠はないそうです。

職務経歴書を記述する際に、応募先企業の求人情報(仕事内容、必要条件)を確認して、もし自身がその業務に近い経験(JOB)をしているのであれば、その言葉(仕事内容、必要条件)を引用して職務経歴書に散りばめるようにすれば良いのです。

効果のほどは検証したことはありませんが・・・
「この方は自社が望む経験をしている」という具合に潜在意識に働きかけるのです。

相手の立場に立って、自分をどう魅せるかがポイントです。

~人材紹介コンサルタント 中野康孝~

2008年02月08日

●考えてから動く ⇒ 動きながら考える

「あの人は頭がいい」、「自分は頭があまり良くない」などという言葉をよく耳にします。会社での仕事の最中、友人と喫茶店や居酒屋で語りあっている時や一人で考え事をしていたりTVを観ていたり、日常生活の様々なシーンでよく耳にする言葉です。自分自身や他人を評価する際には、かなり高い可能性で登場する台詞ではないかと思います。

では、「頭の良さ」っていったい何でしょう・・・。勉強ができることでしょうか?それとも学問・雑学問わず物事をたくさん知っているというような知識の豊富さでしょうか?恐らくどちらも該当するとは思います。ほとんどの人がそうのような方を「頭の良い人」として評価することでしょう。実際私も同感です。

今回はそれらの概念以外での「頭の良さ」についてみなさんに投げかけてみようかと思います。それはずばり「動きながら考える」能力です。よくいう「考えて動く」とは少し異なり、よりActionを重要視したものであるとご理解いただければと思います。

転職活動においては、転職するのかどうかから始まり、今後のビジョンについて動く前にじっくり考えることが大変重要であることは言うまでもありません。とてもとても大事なことです。これはじっくりゆっくり考えましょう。しかし、それらの段階を経て業界や企業の情報収集へとなると少しスタンスを変える必要があるかもしれません。転職活動において、現職中の方はもちろん離職中の方であってもスケジュール(=時間)は限られたものです。忙しい中で時間を有効に使うためには、実際に選考書類の作成や面接試験などの就職活動をしながら(現職者は日頃の業務もしながら)、自分自身や企業に対して様々な考えを廻らし、今後のビジョンを確かなものにしたり時には修正したりしなければなりません。よく求人情報をたくさん収集しているだけで転職活動をやっている気分になってしまうケースがあります。たくさんの企業の求人情報に囲まれ、どの企業を受けようか熟慮することも大事ではありますが、何百件の求人情報に目を通してもそれはスタートラインでウォーミングアップを繰り返しているだけとも言えます。

情報収集や自己分析においても、実際に企業にエントリーしてその企業を直接に感じ、自分のキャリアが受けたい企業や業界から見てどのように映るのかを知ってみることもかなり有益だと思います。その動きの中で様々なことを考えるスタンスを持ってみてはいかがでしょうか。もちろん闇雲にエントリーしましょうという意味ではございません。その部分でも「動く」と「考える」の効率的な連動が必要になり、その頭と体のバランスが大事なのです。そしてそのようなバランスをキープし、同時に動かすことができる能力や器用さが「頭の良さ」の一つであると思います。しかしながら、矛盾するようですが、実際に内定をもらい入社するかどうかを考える段階に来たら、一度立ち止まり、客観的かつ冷静に自分、企業を見つめ直しましょう。

ここまでお話してきたことは、転職活動を経て再就職して実際に勤務し始めたら確実に必要になってくることです。ビジネスにおいて「考える」ということはとても重要なことです。しかし、何もせずに考え事をしている時間など無いのも事実です。「転職(内定)はゴールではなくスタートです。」という言葉があるように、転職活動は次に行く企業で活躍するための準備期間です。準備段階で今回お話したようなスタンス、意識を少し持つようにしてみてはいかがでしょうか。私ともども、ぜひ「頭の良い人間」を目指しましょう。

2008年02月01日

●内定通知・採用条件は必ず書面で

 最近、「入社前と入社後の条件が違っていた」という理由で、短期間の就業で不本意な転職を繰り返していらっしゃる方と続けてお会いする機会がありました。
 具体的な内容としては、待遇面あるいは職務・業務内容が実際に入社したところ、事前に聞いていた話と違っていたというケースがほとんどでしたが、中には入社直前の2日前に、企業側の事情で配属部署及び職務内容が全く変わってしまったという方もいらっしゃいました。
 転職理由としては比較的よく耳にする理由のうちのひとつなのですが、どうしてそのようなことが起こるのでしょうか。
 よくお話しを伺ってみると、そのような転職理由を挙げている方たちは、企業からは口頭での条件提示・内定通知のみで、書面として「採用条件明示」を受け取っていないことがほとんどのようでした。

 特に、紹介会社を利用せず、自己応募でお話しを進めていると、お金に絡む待遇面の話を何度も企業に確認をしたり、交渉することは何となく避けたくなってしまいますね。
 中には、転職活動が長引くことで気持ちが焦り、内定を貰うことに一生懸命になってしまって、入社後の職務内容やキャリアプランなどをしっかり把握しないまま、話を進めてしまっている方もいるのかもしれません。でも、そのような状況で内定をいただいたとしても、それは結果として「良い転職ができた」と言えるでしょうか?

 例え、在籍期間が数日~1週間未満だったとしても、正式な入社手続きを経て正社員として就業していれば、期間に関係なくひとつの職歴として残ることになります。採用面接ではきちんとその企業で就業していたことを伝えなければ、職歴詐称になってしまうのです。
 
 事前の確認不足で不本意な転職を繰り返し、職務経歴には本当は記載したくない短期間就業の企業が増えていくのは、非常にもったいないことです。自己応募、紹介会社経由に関わらず、内定後は必ず改めて書面にて「採用条件明示」を企業からいただくことをお勧めします。書面でいただくことで、改めてご自分の中で就業条件の整理もできますし、もしも入社後に条件や職務内容が大きく変わるようなことがあっても、相違をきちんと証明することができるのですから。

 自分の職務経歴は、自分でつくっていくものです。
 テレビのCMではありませんが、転職はくれぐれも慎重に進めてください!


~人材紹介コンサルタント 内山 智恵~