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2008年08月08日

●氷河期世代

先日、新卒で入社した会社の同期が結婚することになり、久しぶりに懐かしいメンバーと顔を合わせて旧友の門出を祝いました。その会社は、繊維関係の商社(問屋)だったのですが、残念ながら平成11年の秋に倒産してしまい、仲の良かった同僚とも、それぞれ別の道を歩むことになりました。

私達は、平成7年の新卒入社でした。バブルがはじけた直後で、ひとつ上の先輩から極端に就職活動が厳しくなった、いわゆる氷河期のはじめの世代にあたります。業界の多くが新卒採用を見合わせており、特にメーカーでの就職は、非常に狭き門だったと記憶しています。事実、不本意な就職を余儀なくされた方も非常に多く、景気の好転とともに転職された方も必然的に多い世代となりました。また、私たちのように、職場に納得感があっても折からの不況で業務縮小や倒産で会社都合退職という経験をした人も少なくありません。
 
会社倒産の後、人材系の業界にはいって、はや9年になります。まさか、自身が転職の手伝いをさせていただくとは思っていませんでしたが、私の中で自分の会社の倒産シーンが、ある種の原風景になっているのは事実です。

求職の書類を企業の人事担当者に提出した際、よく「なぜ若い人は転職するのだろう?」と問われる場合があります。年配の人事担当者に多い質問です。バブルがはじけた時期に、企業側が採用を抑制したり、人員を整理したという事実が抜け落ちているんですね。いやいや、それはこの世代の人達だけの問題じゃないだろうと・・悔しく思うことも多々あります。
紹介会社の担当として、採用担当者様にそのあたりの背景を説明することも、大きな仕事のひとつであると思います。転職の回数は確かに気になる部分ではありますが、場合によっては「いたしかたない」理由も少なくありません。職務経歴書で見えない部分のフォローは、私たちの仕事です。

逆に氷河期世代の方も、全てを時代背景のせいにして諦めるのではなく、前向きにキャリアの再構築を検討いただきたいと思います。右肩あがりではない厳しい時代に就職したわけですから、自身が努力すれば、上の世代にない視点や考え方を活かして活躍することも可能です。
年齢のリクスを考えると、もちろん転職だけが最良の選択とは限りません。現職に残って活躍する場を探すか、新天地を探すか、微妙な判断になる場合も多く見られます。ただ、どちらの道を選ぶにしても、やはりがんばっていただきたいなと思います。

異業種で活躍する同期を見て、あらためて世代について考えさせられました。

がんばれ、氷河期世代!!

~人材紹介コンサルタント 唐野 聡~