●「目的はパリ、目標はフランス軍」
これは第二次世界大戦以前のドイツ軍参謀本部で作戦計画の指針とされた言葉であり、「パリを陥落させるため(目的)に、その障害となるフランス軍を撃破せよ(目標)」という目的と目標の関係を示したものです。
パリを陥落させるには、まずフランス軍が邪魔だから、淘汰せよ!!という意味もあれば、フランス軍を殲滅すれば、おのずと目的であるパリを陥落できる。という意味もあります。
目標とは目的に到達するための手段であり、当面の前進すべき標(しるべ)である。
従って、本来、目的のないところに、目標などは存在しないのである。
目的が明確になっていないと、目標は意味のないものにならざるを得ないということになります。
大抵、転職は、何か会社を辞める・辞めたい原因(問題)が生じて、転職活動を始めるものです。
そうすると必然的に、次について、その原因(問題)を解決できる転職先を探そうということになります。
ここで注意しなくてはいけないが、転職そのものは目標や手段であり、決して目的ではないのです。
「転職のその先の先にあるものは、何なんですか?」
「転職のその先(目標)の先にあるもの(目的)は、何なんですか?」
今の環境が嫌になり、当面の新しい環境だけを求めて転職していては、将来が危ぶまれます。
環境は時間が経過すれば変るのです。転職にはぶれない目的と、それに向かう為の戦略が必要です。
~人材紹介コンサルタント 中野康孝~



