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2008年06月23日

●書類の書き方、期限の切り方

職務経歴書の重要性は、よくご存知だと思いますが、あらためて、お伝えしておきます。

求人企業への応募の際には、経歴を表す「履歴書」とは別に「職務経歴書」が必要となります。応募する企業が初めてみなさんのことを知るためのものであり、採用の判断材料となるものです。
自分が働いていた会社のことを理解してもらうためにも、自分をアピールしつつ、前の企業などで行っていた仕事の内容をできるだけ具体的に書いてください。

そして、必ず「読み手側の立場に立って」解かり易く、見やすくなければなりません。

とは言っても、大半の方は、なかなか他人の職務経歴書を見る機会もなく、常日頃、書き慣れているわけでもないので、みなさん四苦八苦しながら書き上げていることと思います。

それだけ苦労して書いた書類にも拘らず、経験やスキル云々ではなく、書類の書き方で企業側に不合格の判断をされるのはとても残念なことだと思いませんか?

そこで私は、その方に合わせた書き方のポイントやレイアウトの仕方を、お会いした時や電話、メールでお伝えし、手直しをお願いする場合があります。

その際、いつも「いつまでにできますか?」と期限を聞くようにしています。

A:「本日中に手直しします」
B:「それでは、今週末を使ってやり直してみます」
C:「1週間、時間をください」
D:「とりあえず、やってみます」
E:「手直しできたら連絡します」
F:「いや~、最近忙しくて、なかなか時間が取れないので・・・」

皆さんは、A~Fのうち、どのような返答をされますか?

素晴らしい経歴の持ち主であっても、転職という大事な局面を前にして、Fのような返答をされる方もいらっしゃれば、第二新卒の社会経験の少ない方でもAのような返答をされます。

社会人としての経歴の深さではなく、普段の仕事のスタイル、姿勢が現れる一面ではないでしょうか。


~人材紹介コンサルタント 石原 郁夫~

2008年03月19日

●直感も大切に

大学時代の友人A君が分譲マンションを購入したため、お祝いを兼ねて、仲のよい数名のメンバーと新居を訪問した時のことです。

購入に至るまで、何度も我々に相談を持ちかけていたので、A君がどんなに悩んでいたか、みんな知っていました。学生の頃より、行動力と向学心を兼ね備えたA君は、インターネットの情報だけでなく色々な展示場に足を運びながらたくさんの情報を見聞きしました。しかし、予想以上の情報量から、どのように取捨選択していけば良いのか分からなくなり、マンションの購入自体を諦めてしまおうかと思う程、お手上げ状態だったようです。

最終的には、「購入価格」「治安」「居住環境」「利便性」などの判断基準を設けて、絞り込んでいきました。そして最終的には、自らの直感を信じて今回の購入に至ったと、A君は説明してくれました。


さて、転職をお考えの皆さんは、「年収」「職務内容」「企業規模」「勤務地」など、明確な判断基準をお持ちだと思いますが、実際に会社訪問や面接から得た『言葉で表現しにくい直感的なもの』も大事にしてください。

ただ、判断基準も持たず、直感だけを頼りに転職活動を進めていくことは危険ですので、ご注意ください。


~人材紹介コンサルタント 石原郁夫~

2007年12月28日

●『情報を読み込んでいますか?』

前職でお付き合いのあった方が、年に1度クリスマスの時期に水彩画の個展を開催しておられ、年末のご挨拶も兼ねて、先日訪問した時のことです。
その方は、美術大学を卒業され、本業のお仕事とは別でコツコツと水彩画を描いておられます。国内外にこだわらず、あらゆるところに旅をして、現地の季節の食べ物を主体に心に響いた風景や人との交わりを女性らしい清らかさと華やかで描かれます。絵に関する教養のない私でも、何だか観ているだけで、暖かさを感じる作品でした。

作風としては、下地はそのまま、対象物となるものに絵筆をのせ、脇にコメントを加えたものが大半でした。葉書くらいの大きさのものからA3サイズのものまであります。(専門用語などあるのでしょうが、できるだけ分かりやすく書かせていただきました)

それらの絵を観て、私が非常に気になった点というのが、絵の脇に書かれているコメントでした。説明文でもなく、どちらかというと口語文に近いのかもしれませんが、「へぇ~!!」と思わされる文章が多々ありました。その博学さにただただ感心して、何気なく「よくこんなに色々なことを知っていますねぇ」と聞きました。

すると、
「実は絵を描く前にその対象物のことをインターネットや本を利用して徹底的に調べるのです。食べ物であれば、料理方法から歴史、どんな地域でどんな層の方々が召し上がっていたか等。それによってコメントはもちろん、絵にまで影響するのです。だから、調べたい(知りたい)と思えない対象物は描かないんです。」

ここでお伝えしたかったことは・・・
求職者の皆様が書類選考を通過して面接に臨まれる際、徹底的にその企業の情報をホームページやインターネットを使って、読み込んでいただきたいということです。
単に「面接を受ける企業のことを知っておく」だけではなく、何度も何度も読み込めば、疑問(=効果的な質問)が浮かんでくるはずです。そうすれば、面接の最後で「何か質問がないですか?」と聞かれて「何もありません。」なんてことはなくなるでしょう。

ただ、キーボードを叩けばあらゆる情報が出てくる便利な世の中である反面、間違った情報も氾濫・錯綜していますので、お気をつけください。


~人材紹介コンサルタント 石原 郁夫~

2007年10月25日

●迷ったら原点に戻ってみてください

先週末、友人に連れられ中古車センターを朝から晩まで休み無く廻った時の話です・・・
事の発端は2週間ほど前に遡りますが、その友人から「今乗っている車の車検が今月で切れるんだけど、買い換えようかどうか迷っている」といった電話がかかってきました。その車は、既に15万キロの走行距離であり、知り合いの整備工場に聞くと、修理箇所が多く、タイヤの交換、そして外車であるため30万を越えることが予想されるとのことでした。
数日後、散々迷った挙句、買い換える決断をしたので、車選びに一緒についてきてほしいという誘いの電話がありました。(ちなみに私は車に関して詳しいわけではありません)

私も今まで、一日にこれだけの量の車を意識して見たことがなく、最初は楽しくて「あの車の形はどうだ」「あの色はどうだ」「外車よりも日本車がどうだ」と自分が買うかのようにはしゃいでいました。しかし、2時間もすれば疲れてしまい、沢山ある車を流し見るだけのようになっていました。付き添うだけでもこんな調子ですから、当の本人は気力体力ともに相当疲れたと思います。

結局、友人も乗り換える車を決めきれず、その日はご飯を食べて帰ることにしました。晩御飯の間、当然話題は車になり、決め切れなかったわけを尋ねると「事前にある程度、車種や色、予算を決めてたんだけど、最終的に気に入ったものが多くなって、決め切れなかった」といった答えが返ってきました。

ここからが本題なのですが、実はこのとき迷っていた車を一つ一つ聞いていくと、これが見事にバラバラ。。。

1.国産、メーカーA、セダン、黒、8万km、100万円
2.外国産、メーカーB、ワゴン、青、7万km、130万円
3.国産、メーカーC、ワゴン、赤、4万km、160万円
4.外国産、メーカーD、クーペ、白、7万km、120万円
5.国産、メーカーB、ミニバン、白、5万km、120万円

確かにこれでは、何を買いたいのか私もわかりませんでした。友人は特別優柔不断な性格でもなく、車の外見に対する強い執着もありません。事前の電話では比較的明確に絞り込んでいたように思います。

【では、なぜこのようなことになってしまったのでしょう?】

多分、自分の想像していた数を超える量の車、実際に見て触った感覚、販売員からのアドバイス等等、いろんな要因で事前に挙げていたプライオリティを忘れてしまい、目の前にある事象に惑わされてしまった結果だと考えます。

求職者の皆様も数社から内定をいただき、どの会社に転職しようか迷われることがあるでしょう。そのような時は、転職を考えるようになった原点に戻り、活動当初のプライオリティを思い出し、後悔のない転職をしてください。

ちなみに、この友人は原点に立ち戻って考えた挙句、車検を受けることにしたようです。それも一考ではないでしょうか。

~人材紹介コンサルタント 石原郁夫~

2007年08月10日

●デザインの本来の意味

私は、以前宝飾に関わる仕事をしていたことがあります。

その際に公私ともに深いお付き合いをしていただいていた某有名宝飾デザイ
ナーがおられ、その方は、機会がある毎にいろんな人に、こんな質問をして
相手の反応を楽しんでいました。

『君はデザインの本来の意味を知っているか?』

当然、私も出会った当初、同じことを聞かれ当惑したことは覚えていますが、
何を応えたのか今では思い出すこともできません。恥ずかしながら、見当違
いなことを悠然と語っていたのだと思います。

「デザイン」について広辞苑で調べると次のように記載されています。

1.下絵、素描、図案
2.意匠計画、生活に必要な製品を制作するにあたりその性質、機能、技術お
よび美的造形性などの諸要素と、生活、消費面からの各種の要求を検討、調
整する総合的造形計画。


私たちは常日頃、モノの見た目だけにクローズアップして「デザイン」とい
う言葉を用いているのではないでしょうか?

  例えば・・・
  「この携帯のデザインはかわいい」
  「あそこにある冬物ジャケットのデザインはすごくいい」
  「非常に目立つデザインのポスターがある」  等など

しかし、デザインとは、本来の意味からすると見た目だけでなく、素材や使い
勝手、機能や価格といったもの全てを考えて生み出すものであり、そう考える
と何だか気軽にデザインというフレーズを使うことがおこがましく思えてきます。

転職をお考えの皆様もこれからの人生をデザインしていくわけですが、目に見
える企業の知名度や給与に惑わされず、転職することで何を実現したいのか、
その企業で実現可能なのかを検証し、転職の成功者となってください。


~人材紹介コンサルタント 石原郁夫~

2007年05月16日

●自己の再発見

自己をどのように公開し、隠蔽するか、対人関係における自己の公開と対人関係の円滑
な進め方を考えるために提案されたモデルとして知られる【ジョハリの窓】をご存知の方も
多いのではないでしょうか?

ここでは、自己には下記の4つの窓が存在すると言われてます。
1.開放の窓・・・「自分も他人も知っている自己」
2.盲点の窓・・・「自分は気づいていないが、他人が知っている自己」
3.秘密の窓・・・「自分は知っているが、他人が知らない自己」
4.未知の窓・・・「自分も含め、誰からもまだ知られていない自己」

なぜこのような話をしたかと言いますと、面接では相手から『自分がどう見えているの
か?』を知ることは最大の武器となります。しかし、沢山の求職者の方とお会いしてい
ると、ご自分が面接を受けて何度も不合格になっている理由を知らない方が意外と多い
ことに気付きます。もしかしたら、ほんの小さな1つの理由で不合格になっているのかも
しれません。

これは、本当にもったいないことです。

まず書類選考を通過したという事は、経験やスキル、または知識に対して、企業側は
興味を持っているわけです。では、面接の合否を分けるものとは一体なんでしょう?

面接では人物像を見ることが大半であり、書類選考と比較すると不採用理由が感覚的に
なる傾向があります。例えば「あまりやる気を感じなかった・・・」「なんだか理屈っぽい
感じがした・・・」など、面接全体を通して受けた感想です。
このような、自分では気づいていない不採用理由を聞くと、誰でも気持ちいいものでは
ありませんし、時にはショックを受けたり、納得がいかなかったりもします。しかし、苦言も
含めて周囲から見た自分を再発見していくことは、内定を得る近道でもあります。

企業と直接やり取りして面接に臨まれた方は、人事担当者に不合格理由を聞きにくいで
しょうが、できる限り聞ける環境にあれば尋ねてみてください。また、両親や兄弟、知人
友人に聞いて、知らない自分を再発見するのも良いでしょう。もし、照れくさい気がしたり、
素直な気持ちで今更聞けなかったりした場合は、我々のような人材紹介コンサルタントに
聞いてみてはいかがでしょう。

~人材紹介コンサルタント 石原郁夫~